#JBUG (東京#13) 「平成から令和に、この1年のプロジェクトを振り返る」に参加してきた

どうも、y-onoです。2019年12月12日(木)に開催された (東京#13) 「平成から令和に、この1年のプロジェクトを振り返る」に参加してきました。

jbug.connpass.com

Opening&会場説明

会場は渋谷駅から徒歩数分のLAPRAS株式会社さん。毎回、JBUGのイベントは、お洒落なオフィスの会社さんが多いですね。うちの会社も渋谷にあるのですが、こんなに綺麗だったらいいのにw

lapras.com

JBUG札幌リモートセッション 新人研修をBacklogで管理してみたら (仮)

speakerdeck.com

運用で考えたいところで、「繰り返し型のタスク登録」が挙げられていましたが、BacklogはAPIが用意されているので、GAS(Google Apps Script)との組み合わせでスプレッドシートで雛形作って一気にチケット登録も可能ですね。あらかじめタスクを洗い出して、それをチケット登録するのは割とベターな使い方かと。

Webhookの応用としては、backlogのイベントをIntegromat経由でSlackに通知することができるので、POSTされたBodyをゴニョゴニョしたら、やりたいことができるかもしれませんね。

プロジェクト参画時点で、サブリーダーへの権限移譲と引継ぎを前提とした立ち上げプロジェクトマネジメントは見習いたいです。(PMって最後まで抜けられないことが多いので。。。)

セッション 「BacklogWorldとプロジェクトマネジメントと私」

speakerdeck.com

diffeasyさんといえば、Backlog World 2019でも講演を拝聴させていただきました宮崎にある木材工場での受託開発プロジェクト。「課題」についてとことん向かい合い突き詰め、真の課題をお客さんの長期的なビジョンから提案するのは、簡単なようで難しいですね。

一歩間違えば職人さんからの反発で、プロジェクト進行もままならないかもしれなかったけど、お客様を知りお客様を巻き込んで、共に業務を改善する姿勢でいられたのは、小さな成功を積み重ねられた結果かと思います。 

LT1:こんなプロジェクトは嫌だ!〜アンチパターンから考えるPMの最適解〜

speakerdeck.com

PMの最適解とは?

  • ツールをうまく使いこなす
  • 数字を読める人になる
  • コミュニケーションの場を多く持つ
  • みなさんの理想のPMは?

PMは横流しマンが多いので、より多くの知識や技術を活用できるようになりたいですね。

LT2:ホラクラシーにおけるプロジェクトマネジメント

speakerdeck.com

「ホラクラシー」とはフラットな組織のこと。このホラクラシー組織を導入しているLAPRASさん。

スタートアップ企業でまずやったことは、現状把握。顧客に提供しているサービスがよくなっていないという結果から、開発バックログが全くクリティカルではないという原因を導き出す。

さらに「各役割間の連携が全くできていない」という真の原因を導きながら、「ホラクラシー」を否定せず基本的なこと(プロダクトバックログを濃くする)と向き合ったことで、成功体験を積み重ねて事業の推進スピードを上げていく。

これはなかなかできることではないと思います。

LT3:カスタマーサクセス × Backlog 〜平成から令和でサービス導入支援がどう変わったか〜

speakerdeck.com

  • ツールが複数だと管理が面倒
  • 全体像が把握しにくい
  • 相手の対応状況が分かりにくい

これらの課題を解決するために「そうだ!Backlogを使おう!」

各タスクは課題に登録して、ガントチャートで全体像を把握。必要なデータはファイルにアップロードしてもらい、担当者を明確化してやり残しを防止。

その結果、、

  • 商談中からスケジュール策定が容易に
  • 進捗が詳細に分かるので的確なフォローが可能に
  • やり残しがなくなった

と、Backlogで完結出来る様になったのはいいことですね。

LT4:PMを孤立させない仕組みづくり~ぼくたちの500日間戦争~

speakerdeck.com

Sierとして炎上PJに4ヶ月リカバリーにどっぷり浸かった辛い経験から、もうこんな悲劇を繰り返してはならないと全社タスクフォースを立ち上げ。

やったこと

  1. 変更管理の必須化
  2. 標準モニタリングの仕組み
  3. プロマネ標準の作成と導入
  4. PM研修と全社PMOポータル設置
  5. 個別モニタリングの運用(PJハドル)

PJが孤立し、PMが問題を抱え込むことが最大のリスク。

PMを孤立させない仕組みによって、全プロジェクトの品質向上に取り組み中

PMの心理的安全性を担保することが、PJメンバーの心理的安全性につながるはず。

「プロジェクト品質」を会社の真ん中に置く決断によって、PMを支援する組織的な働きはいいですねぇ〜。

LT5:フルリモートワークにおけるマネジメント

speakerdeck.com

これまでの課題としては以下。

  • 自社開発を始めたけど、受託開発をすぐに0にはできなかった
  • 週7日稼働で毎日、深夜まで働いても仕事が終わらない状態😇
  • マネジメントと一人で開発案件もあったので、時間の使い方が重要
  • ビジネス系のピッチイベントで東京・大阪・福岡を飛行機で移動。

(いやー、週7日はヤバイっしょ。。)

  1. 限られた時間に対する作業の最適化をする。
  2. 出来るだけビジネス脳とエンジニア脳のスイッチングコストを減らす
  3. 全体定例の報告の場で各プロジェクトの技術的課題を吸い上げて、社内で改善していくかが重要。

「notice_to」チャンネルで誰かに通知してもらうSlackのTipsはマネしてみたいですね。PMはみんなに支援されて、プロジェクトがうまくまわるのがちょうど良さそうです。

クロージング

東京と札幌とのリモートセッションにて機材トラブルがあったものの、LTの盛り上がりもありまして、タイムテーブルより30分ほどオーバー。お洒落な会場のLAPRASさん、遅くまでありがとうございました。

令和になってますます取り巻く環境の変化が早くなってきているように思えます。時代に取り残されないように日々精進を続けていきたいですね。

2020/02/29(土)に開催される BacklogWorld2020 の参加申し込みが同日より始まりました。申し込みは↓からどうぞ!

jbug.info

Togetterまとめは↓です!

togetter.com

登壇者の皆様、資料を公開して頂き、ありがとうございます。